これまでのレシピ(山際 千津枝のお野菜大好き) 今月のレシピに戻る

カレーコロッケ

材料(4人分)

  • ジャガイモ(500g)
  • 塩・コショウ(各少々)
  • バター(大さじ1)
  • 練乳(有れば・大さじ1)
  • 【中身】
    玉葱(小1/2個)
    鶏モモミンチ(150g)
    塩、コショウ(各少々)
    バター(大さじ1)
    カレー粉(大さじ1弱)
    ソース(少々)
  • 【フライ衣】
    小麦粉(適量)
    卵(適量)
    パン粉(適量)
    揚げ油(適量)
  • キタニ コールスロー(1袋)
  • パセリ(適量)
カレーコロッケ

作り方

グレーライン
写真:手順1
ジャガイモは、皮をむいて乱切りにし、茹でて熱いうちにつぶして
塩・コショウ・バターと練乳で調味する。
写真:手順2
玉葱は、みじんにして、バターで充分に炒め、鶏ミンチを加えて
塩・コショウ・カレー粉・ソースで濃いめに味をつける。
写真:手順3
1のジャガイモを40グラム程度をとって手に広げて、大さじ1杯程度のひき肉を包込む。
写真:手順4
俵型に形づくり、フライ衣をつけ180度の油でカラリと揚げる。
コロッケを盛りつけてコールスローとパセリを添える。
ワンポイント
エッセイ枠上

Vol.100「ジャガイモ」

写真:Vol.100「ジャガイモ」 ジャガイモは南米アンデスの高地が原産です。最近TVでアンデスのジャガイモを取り上げた番組が放送されていました。大きいの小さいの、黒いの赤いの緑色…私たちの知っている薄茶色の大きなジャガイモとは大違いです。いろんな種類性質を持ったジャガイモが一つの畑の中で栽培されていました。小さなジャガイモはアクも強そうですが、アンデスの高地では夜になると零下に気温が下がり昼は気温が上がります。その温度差を利用して屋外にジャガイモを放置しておけば、夜に凍ったジャガイモが昼に溶けて乾燥した空気が水分を抜きます。アンデスの人々は自然の冷凍乾燥を利用して一年中ジャガイモを保存し食するのだそうです。生活の知恵ですね。16世紀にアンデスからジャガイモを持ち帰ったヨーロッパでは貴重な食料となり人口も急増したと言われます。

しかしヨーロッパの人々はアンデスのジャガイモの中から大きくって育てやすい種類だけを持ち帰り栽培しました。19世紀にジャガイモの病気が発生するとひとたまりもなく人々は飢えに苦しみました。そこであらためてアンデスから病虫害に強い種類を持ち帰り、栽培されたのが今我々が食べているジャガイモです。優秀そうな物だけ選択して育てるのは何においても良いことではなさそうです。
エッセイ枠下
これまでのお野菜レシピを見る

山際千津枝先生のプロフィール

  • 料理研究家・栄養士・山際生活デザイン研究所主宰
    料理研究家として広く活躍すると同時に、仕事はメニュー開発・執筆・講演・ 公的機関の委員・テレビ番組・ラジオのコメンテーターとして多方面にわたる。 生活感に溢れる話題とユーモアやウイットにとんだ話し方には定評がある。
  • ホームページ………山際千津枝の世界
  • 原稿執筆
    宮崎日日新聞「客論」
    福岡県PTA新聞 など
  • 現在出演中のテレビ・ラジオ番組
    RKBラジオ 開店!ウメ子食堂
    (毎週火曜日レギュラー:10:00〜12:20)
    FBSめんたいワイド コメンテーター
    (毎週月曜日レギュラー:15:48〜17:50)
  • 著書
    「ヤマギワ流100円おかずレシピ」
    サンマーク出版
    詳細・お申込はこちらから
    写真:「山際流100円おかずレシピ」
写真:山際 千津枝

見出し、記事、写真の無断転載を禁じます Copyright 山際 千津枝