これまでのレシピ(山際 千津枝のお野菜大好き) 今月のレシピに戻る

春キャベツとジャガイモのサラダ

材料(4人分)

  • 春キャベツ(1/2玉)
  • 紫玉ネギ (1個)
  • ジャガイモ(大2個)
  • パセリ(適量)
  • レモン(1個)
  • 塩(少々)
  • 粗挽き黒コショウ(少々)
春キャベツとジャガイモのサラダ

作り方

グレーライン

ジャガイモは細く切り、氷水にさらしておきます。キャベツはごく細い千切り、
紫玉ねぎは薄く切り水にさらしておく。パセリはみじん切り。

キャベツと紫玉ねぎをたっぷりと皿に盛っておく。

ジャガイモの水気をふき、サラダ油とオリーブ油を半々に混ぜた油でゆっくりと
パリパリになるまで揚げ、油を切りながらキャベツの上にのせる。

食卓でレモン汁を絞りかけ、塩とコショウを振ってよく混ぜて召し上がれ。

エッセイ枠上

Vol.50「新キャベツ」

写真:Vol.50「新キャベツ」 モンシロチョウは菜の葉を飛び回って卵を産みつけます。キャベツの葉がレース状になるのはモンシロチョウの幼虫の仕業。モンシロチョウの青虫はかなりの偏食でキャベツの葉だけしか食べられないのです。憎っくき青虫。なんでこんなことになってのでしょう。そもそもキャベツが昆虫を寄せ付けないようにピリピリ(カラシ油配当体)と辛い成分を持ったからなのだそうです。虫等を寄せ付けない成分を忌避物質といいます。矛盾しているようですが、長〜いキャベツとモンシロチョウの戦いの結果モンシロチョウの青虫はカラシ配当体を食べても平気な体質になったのだそうです。又長〜い年月が経つとキャベツが別の物質を作って青虫に勝利する日がくるかもしれません。

前置きが長くなりましたが、植物が自身の為に持っている成分を特殊成分と言いますが、人間の健康に役立つものも多いのです。アブラナ科の植物、キャベツもその一種類ですが、がんの予防に役立つとまで言われています。生のままサラダにしたりロールキャベツのような煮物でも結構。これから益々安くて美味しくなる新キャベツ。もっとタップリいただきましょう。今回の料理はキタニのせんキャベツを使うと手軽に作れますよ。
エッセイ枠下
これまでのお野菜レシピを見る

山際千津枝先生のプロフィール

  • 料理研究家・栄養士・山際生活デザイン研究所主宰
    料理研究家として広く活躍すると同時に、仕事はメニュー開発・執筆・講演・ 公的機関の委員・テレビ番組・ラジオのコメンテーターとして多方面にわたる。 生活感に溢れる話題とユーモアやウイットにとんだ話し方には定評がある。
  • ホームページ………山際千津枝の世界
  • 原稿執筆
    宮崎日日新聞「客論」
    福岡県PTA新聞 など
  • 現在出演中のテレビ・ラジオ番組
    RKBラジオ 開店!ウメ子食堂
    (毎週火曜日レギュラー:10:00〜12:20)
    FBSめんたいワイド コメンテーター
    (毎週月曜日レギュラー:15:48〜17:50)
  • 著書
    「ヤマギワ流100円おかずレシピ」
    サンマーク出版
    詳細・お申込はこちらから
    写真:「山際流100円おかずレシピ」
写真:山際 千津枝

見出し、記事、写真の無断転載を禁じます Copyright 山際 千津枝