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フキと高野豆腐の煮物

材料(4人分)

  • 蕗(150g)
  • 高野豆腐(4枚)
  • 揚げ油
  • 鶏モモ肉(200g)
  • 出汁(3カップ)
  • 薄口しょう油(大さじ3)
  • (A)
    酒(大さじ3)
    みりん(大さじ3)
    砂糖(大さじ1)
フキと高野豆腐の煮物

作り方

グレーライン

蕗は鍋の長さに切り、まな板の上に乗せ、塩を振りかけて手のひらで転がしてから熱湯で茹で、
冷水に取って皮を剥き、5センチの長さに切ります。

高野豆腐はバットに並べぬるま湯でもどし、かるくしぼって表面の水気を拭き取り、
中温の油であげてザルにのせ、熱湯をかけてしゃもじで軽く押しながら絞り、油抜きをしておきます。

鶏肉は一口大に切ります。

鍋にAを煮立て、鶏肉、高野豆腐入れて5分程煮て蕗も加えゆっくり煮含めます。

エッセイ枠上

Vol.51「蕗」

写真:Vol.51「蕗」 「フキ」は最近めっきりと食卓にのぼる回数の減った野菜です。皮を剥くのが面倒なのか、アクが指先を染めるのが嫌なのか。風味は良いもののとり立てて栄養価が高そうにも思えないからでしょうか。フキは数少ない我が国原産のお野菜ですよ。平安時代には園菜として栽培されて漬物にされて貯蔵されていたようです。フキノトウはビタミンB群カロチンを含むので薬用として利用されていました。今でもフキノトウは天ぷら屋さん等では人気の素材です。

江戸時代には煮ものにしたりキャラブキのような佃煮にして盛んに食べられていたようです。関東よりも関西で好まれてという記載もありました。シャッキリとした歯触りを残して煮物にするのも美味ですが、青々と茹でたものをサラダに混ぜたりタルタルソースをかけ前菜にしてもお洒落ですよ。
エッセイ枠下
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山際千津枝先生のプロフィール

  • 料理研究家・栄養士・山際生活デザイン研究所主宰
    料理研究家として広く活躍すると同時に、仕事はメニュー開発・執筆・講演・ 公的機関の委員・テレビ番組・ラジオのコメンテーターとして多方面にわたる。 生活感に溢れる話題とユーモアやウイットにとんだ話し方には定評がある。
  • ホームページ………山際千津枝の世界
  • 原稿執筆
    宮崎日日新聞「客論」
    福岡県PTA新聞 など
  • 現在出演中のテレビ・ラジオ番組
    RKBラジオ 開店!ウメ子食堂
    (毎週火曜日レギュラー:10:00〜12:20)
    FBSめんたいワイド コメンテーター
    (毎週月曜日レギュラー:15:48〜17:50)
  • 著書
    「ヤマギワ流100円おかずレシピ」
    サンマーク出版
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    写真:「山際流100円おかずレシピ」
写真:山際 千津枝

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