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ピースそぼろ丼

材料(4人分)

  • ごはん(丼軽く4杯分)
  • グリンピース(むき実 200g)
  • 砂糖(大さじ1と1/2)
  • しょう油(大さじ1/2)
  • 材料A
    ・鶏ミンチ(300g)
    ・酒(大さじ4)
    ・しょう油(大さじ3)
    ・砂糖(大さじ3)
    ・水(1/2カップ)
  • 木の芽
  • 黄身あん
    ・片栗粉(大さじ1と1/2)
    ・砂糖(小さじ1)
    ・塩(小さじ1/3)
    ・酒(大さじ2)
    ・だし汁(1/2カップ)
    ・卵黄(2個分)
ピースそぼろ丼

作り方

グレーライン
写真:手順1
グリンピースはかぶるくらいの水を入れて弱火で少し煮た後、砂糖を加えて
柔らかくなるまで煮て、しょう油を加えまた少し煮て汁ごと冷ます。
グリンピースは出汁のまま冷まさないと皺ができます。
写真:手順2
鍋にAの材料を全て入れて火にかけ、菜箸4〜5本でかき混ぜながらそぼろにする。
火を止めてから更に混ぜ続けるとふんわり仕上がる。
写真:手順3
黄身あんは、厚手の鍋に卵黄以外の材料を全て入れ中火で練りトロリとしたら、
一旦火を止め卵黄を加え、弱火で練り上げる。
写真:手順4
丼にごはんを盛り、鶏そぼろとグリンピースをのせ、
真ん中に黄身あんをかけ、木の芽を添える。
ワンポイント
エッセイ枠上

Vol.75「グリンピース」

写真:Vol.75「グリンピース」 サヤに可愛く並んだグリンピース。グリンピースは豆がまだ熟していない若いうちにサヤからだしていただきます。未熟な豆は豆類ではなく野菜の中に分類されます。他の野菜よりもタンパク質が多く含まれるのが魅力です。植物性のタンパク源としてでだけでなく、糖質、ミネラルや、ビタミン類も豊富ですよ。

3000年も昔のエジプトはツタンカーメン王の陵墓からエンドウ豆が出土されたニュースは覚えていらっしゃるでしょうか。エンドウ豆は古代エジプトやローマ時代から栽培されている歴史ある植物なのです。 日本では奈良時代にすでに栽培されていたようですが、盛んに食べられる様になったのは江戸時代。若いうちはサヤごとつまり「絹さや」として、続いて豆を食べ、完熟させてから穀類として使用していたようです。明治期になってサヤを食べる品種と、豆を食べる品種が分けられて栽培される様になりました。最近は「スナップエンドウ」など、熟してもサヤが柔らかい品種が野菜屋さんの店先に並んでいますね。 グリンピースは旨味成分であるグルタミン酸が豊富に含まれるので塩ゆでするだけででも充分に美味しいのです。
エッセイ枠下
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山際千津枝先生のプロフィール

  • 料理研究家・栄養士・山際生活デザイン研究所主宰
    料理研究家として広く活躍すると同時に、仕事はメニュー開発・執筆・講演・ 公的機関の委員・テレビ番組・ラジオのコメンテーターとして多方面にわたる。 生活感に溢れる話題とユーモアやウイットにとんだ話し方には定評がある。
  • ホームページ………山際千津枝の世界
  • 原稿執筆
    宮崎日日新聞「客論」
    福岡県PTA新聞 など
  • 現在出演中のテレビ・ラジオ番組
    RKBラジオ 開店!ウメ子食堂
    (毎週火曜日レギュラー:10:00〜12:20)
    FBSめんたいワイド コメンテーター
    (毎週月曜日レギュラー:15:48〜17:50)
  • 著書
    「ヤマギワ流100円おかずレシピ」
    サンマーク出版
    詳細・お申込はこちらから
    写真:「山際流100円おかずレシピ」
写真:山際 千津枝

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