「大きな大根辛くは無し」は「山椒は小粒でピリリと辛い」の対局の諺です。確かに寒い季節の大根は煮ても、生でおろしていただいても甘いです。日本人と大根の付き合いは長く、日本書紀にもオホネとして出て来ます。オオネ、大きな根の呼び方が変わってダイコンと呼ばれるようになったのですね。なんと平安時代にはダイコン1本が米一升と同じ値段だったそうです。現代ではお安く簡単に手に入るおポピュラーな野菜ですが…。
外国でも「Daikon」と呼ばれて小さなラディッシュとは区別されています。ラディッシュはラテン語で根の意味だそうです。日本の大根はずば抜けて立派で大きいのが特徴なのでしょうね。これからも大切に食べて行きたいと思います。大根は93%が水分でビタミンC以外取り立てて栄養素は有りませんがジアスターゼを含むので糖質の消化を助けます。立派な葉がついていたら忘れずに使って下さいね。こちらの方が数段栄養価は高いのです。