キャベツの原産地はエーゲ海沿岸です。海の近くの崖で風に揺れていた小さな菜の花がキャベツのお母さんなのだそうです。品種改良されて結球したのは13世紀になってから。ケールのように巻かない種類もありますが、ダイコン、カブ、カリフラワー、ブロッコリー、高菜…キャベツの仲間つまりアブラナ科の植物の種類はとても多いのです。咲いた花を見るとダイコンとキャベツが兄弟であることが解ります。日本にはオランダ人により江戸時代に伝わったと言われています。最初は葉ボタンと呼ばれ観賞用でした。今でもお正月に飾りますね。日本で食用となったのは明治初期。線キャベツは銀座の煉瓦亭でトンカツのつけ合わせに使われたのが始まりとか。日露戦争でコックさんが兵隊に取られ人手不足解消の手段だったそうですよ。
海外ではキャベツは温野菜で供されることが多いのです。生でいただく線キャベツは日本独特の文化とも言えます。線キャベツを塩と酢とオイルで味つけして冷蔵庫に置き水分を切ったコールスローサラダはそのままでもマヨネーズであえても美味しく頂けます。沢山作り置きしてくださいね。健康生活のための一番のお勧めはコールスローサラダです。