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東京大学イモ

材料(4人分)

  • さつま芋(800g)
  • 揚げ油(適量)
  • 砂糖(50g)
  • 水(大さじ1+1/2)
  • しょう油(大さじ1)
  • 黒ゴマ(大さじ1)
東京大学イモ

作り方

グレーライン

さつま芋は小さめの乱切りにし、水にさらしてから水気を拭き取り、途中一度裏返すだけにして
あまり混ぜないようにして中温の油でカラリと揚げておきます。

大きめで薄い鍋に砂糖と水を入れ、泡がたつまでに詰めてからしょう油を入れ、さつま芋を手早く加えて
良く絡めながら黒ゴマを入れ、気長に鍋を揺すって返しながら白く粉ふきにします。

東大の近くの店で売られていたからこの名前が付いたとか。
中華料理のイモのアメ揚げよりずっと砂糖の使用量が少ないのが特徴です。
砂糖は水に溶かしても元の結晶に戻る性格を利用してつくるお菓子です。

エッセイ枠上

Vol.33「さつまいも」

写真:Vol.33「さつまいも」 子どものおやつをと思っても食をめぐるいろんな事件が気になります。焼き芋が安全なおやつとしてまた復活しそうですね。さつま芋はヒルガオ科の植物なのだそうですが葉や花を見るとたしかに朝顔に似ています。南米のコロンビア付近が原産で、コロンブスによりヨーロッパに持ち込まれ、1605年に琉球に伝わったようです。薩摩藩に伝わったのはなんと100年も後の1698年だそうです。

さつま芋は日本中の凶作による飢饉を救った数々の物語があります。さつま芋のビタミンCはデンプンに守られており壊れにくい性質を持つのも嬉しい特徴です。さつま芋はゆっくりと加熱すると甘みがしっかりと引き出されます。石焼き芋が美味しいのには訳があるのですね。
エッセイ枠下
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山際千津枝先生のプロフィール

  • 料理研究家・栄養士・山際生活デザイン研究所主宰
    料理研究家として広く活躍すると同時に、仕事はメニュー開発・執筆・講演・ 公的機関の委員・テレビ番組・ラジオのコメンテーターとして多方面にわたる。 生活感に溢れる話題とユーモアやウイットにとんだ話し方には定評がある。
  • ホームページ………山際千津枝の世界
  • 原稿執筆
    宮崎日日新聞「客論」
    福岡県PTA新聞 など
  • 現在出演中のテレビ・ラジオ番組
    RKBラジオ 開店!ウメ子食堂
    (毎週火曜日レギュラー:10:00〜12:20)
    FBSめんたいワイド コメンテーター
    (毎週月曜日レギュラー:15:48〜17:50)
  • 著書
    「ヤマギワ流100円おかずレシピ」
    サンマーク出版
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    写真:「山際流100円おかずレシピ」
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