鍋物、白菜漬け、冬の食卓に白菜は欠かせません。それに白菜って寒くなると美味しくなりますよね。寒くなると中心にある芽の発育が抑えられ糖質が蓄えられるからです。霜に当たるから美味しくなるのではないのですよ。 白菜は春と冬と2回収穫されますが、量の多いのはやはり冬期です。白菜が日本で栽培される様になったのはここ百年ほどです。江戸時代に白菜が無かったなんて信じられない気がしますが。日清日露の戦いで白菜の味を覚えた兵士が種を持ち帰り栽培したのが始まりだそうです。意外と新しい野菜なのですね。
しかし大根、キャベツ、タマネギ、に次いで生産量は4位です。ビタミンCは100g中22mgでトマトより多いのです。 白菜は半分に切ってもまだ成長を続けているので、半分に切った真ん中あたりが盛り上がったものは収穫してから時間が経っている証拠です。丸ごと買ったら新聞紙にきっちりと包んで涼しい場所に置きましょう。白菜は癖が無いので和風の料理だけではなくクリーム煮やサラダなどの洋風料理にも向きますよ。