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カブとカニの薄味煮

材料(4人分)

  • カブ(600g)
  • 殻付き茹でカニ(400g)
  • 出汁(4カップ)
  • みりん(大さじ3)
  • 酒(大さじ2)
  • 薄口しょう油(大さじ4)
  • 生姜汁(大さじ1)
カブとカニの薄味煮

作り方

グレーライン
写真:手順1
カブは茎を2センチ程残し皮をむき、4〜6つ割りにしておきます。
カブの葉は先の部分と太いところを落としてから茹でて冷水に取り、
絞って3センチ長さに切っておきます。
(カブが大きい場合は葉の部分を落として3センチ角に切っておく)
写真:手順2
鍋に出汁を入れ、カブを入れて中火で煮て、すこし柔らかくなったら
みりん、しょう油、酒を加えてゆっくり味を含ませます。
写真:手順3
カニを食べやすい大きさに切って鍋に加えてカブの葉も入れ、
生姜汁を加えて仕上げます。
ワンポイント
エッセイ枠上

Vol.71「カブ」

写真:Vol.71「カブ」 カブと言うとロシアの民話の「大きなカブ」を思い出します。 大きなカブをおじいさん、おばあさん、孫と犬と猫にネズミも一緒に引っ張って引き抜くと言う物語でしたね。グリム童話にも「大きなカブ」のお話が有りました。ヨーロッパでも昔から親しまれたお野菜だったようですね。日本でも『日本書紀』にすでに記載されている古いお野菜です。 スズナと呼ばれ春の七草の一つでもあります。カブは全国に80種も有るといわれ、種類が大変多いのも日本のカブの特徴です。

丸い大根や細長いカブも有る為に見分けがつきにくいのですが、カブは白菜や小松菜の仲間なので黄色い花を咲かせます。煮物、蒸し物、酢の物、漬物、汁の実といろいろな料理に重宝します。白い部分の栄養は糖質とビタミンCを含みます。緑の葉の部分にはビタミンCだけでなくカロチンやカルシウムも多量に入っているので、新鮮なカブを求めてぜひ葉も一緒に料理して下さいね。
エッセイ枠下
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山際千津枝先生のプロフィール

  • 料理研究家・栄養士・山際生活デザイン研究所主宰
    料理研究家として広く活躍すると同時に、仕事はメニュー開発・執筆・講演・ 公的機関の委員・テレビ番組・ラジオのコメンテーターとして多方面にわたる。 生活感に溢れる話題とユーモアやウイットにとんだ話し方には定評がある。
  • ホームページ………山際千津枝の世界
  • 原稿執筆
    宮崎日日新聞「客論」
    福岡県PTA新聞 など
  • 現在出演中のテレビ・ラジオ番組
    RKBラジオ 開店!ウメ子食堂
    (毎週火曜日レギュラー:10:00〜12:20)
    FBSめんたいワイド コメンテーター
    (毎週月曜日レギュラー:15:48〜17:50)
  • 著書
    「ヤマギワ流100円おかずレシピ」
    サンマーク出版
    詳細・お申込はこちらから
    写真:「山際流100円おかずレシピ」
写真:山際 千津枝

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