カブと言うとロシアの民話の「大きなカブ」を思い出します。 大きなカブをおじいさん、おばあさん、孫と犬と猫にネズミも一緒に引っ張って引き抜くと言う物語でしたね。グリム童話にも「大きなカブ」のお話が有りました。ヨーロッパでも昔から親しまれたお野菜だったようですね。日本でも『日本書紀』にすでに記載されている古いお野菜です。 スズナと呼ばれ春の七草の一つでもあります。カブは全国に80種も有るといわれ、種類が大変多いのも日本のカブの特徴です。
丸い大根や細長いカブも有る為に見分けがつきにくいのですが、カブは白菜や小松菜の仲間なので黄色い花を咲かせます。煮物、蒸し物、酢の物、漬物、汁の実といろいろな料理に重宝します。白い部分の栄養は糖質とビタミンCを含みます。緑の葉の部分にはビタミンCだけでなくカロチンやカルシウムも多量に入っているので、新鮮なカブを求めてぜひ葉も一緒に料理して下さいね。