トマトの赤い色はリコピンでカロチンの様に人間の身体の中でビタミンAに変化しませんが、そのリコピンが健康に役立つ成分であることが証明されて、今やスーパーでも品薄になるほどの人気ぶりです。最初に日本にトマトが入って来た時には「唐ガキ」「赤ナス」と呼ばれていて長い間、観賞用だったのです。ちなみにイタリアでは「黄金のリンゴ」フランスやイギリスでは「愛のリンゴ」ドイツでは「天国のリンゴ」と呼ばれているとか。美味しいだけでなく健康に役立つことが知れ渡っていたのでしょうね。
トマトは露地物が美味しいと言う人が多いのですが、露地物は青いうちに収穫してしその後色付けられます。ハウス内では色付いてからの収穫です。現実にはハウス物の方が美味しい、はずなのです。日本人の味覚はイメージに左右されることが多いような気がします。トマトの原産地は南米の乾燥した地域です。高温多湿の日本での栽培は沢山の工夫が必要なようです。